2009/12/13

「火星の夕焼けはなぜ青い」

この1ヶ月,空気質が気になっている.

僕らが目で見ている風景は,構造体(建物群,海,山等)・光・空気質の3つによって構成される.

同じ構造体でも,同じ光,同じ空気質である瞬間は訪れない.

普段と変わらない建物群を見ているようで,実はその時にしかない風景なのである.

もっと言えば,そのときにしかない光と空気のバランスを見ている.

建築に与える影響は,光だけだと誤認していたので,空気質の存在は目から鱗であった.


首都大学9号館7階のベランダから見る多摩センター〜調布辺りの景色を,よく見るようになった.

澄んだ空気の朝は,あの建物まで見え,山の緑がくっきりと感じる.

霧が出た日は,いつも見えていた街がびっくりするほど見えなくなる.

冬の夜は空気が澄んでいるはずなのに,街は陽炎のように揺らめいている.これは後に,水分量が起因することだという結論に至った.

気になり始めた人は,「火星の夕焼けはなぜ青い」(著者:佐藤 文隆)を読んでみてください.冒頭に書いたような話の他に,わかりやすく気象の話が書いてあります.

2009/12/10

クレマチスの丘

三島に訪れたら,もっとも立ち寄ってほしい所の一つで,
三島駅北口から無料シャトルバスで,25分.

「クレマチス」とは,花の名前である.

クレマチスの丘は,
「ヴァンジ彫刻庭園美術館(クレマチスガーデン含む)」,
「ベルナール・ビュッフェ美術館」,
「井上靖文学館」
等からなる複合施設である.

クレマチスガーデンは,春行くことに越したことはないが,庭園美術館だけでも十分満足できる.
庭園がメインなので,晴れている日がマスト.


ヴァンジ彫刻庭園美術館

現代彫刻家ヴァンジの作品のみを展示.
彫刻家自身が展示,建物,庭園の設計に関わっているため,
美術作品の量も密度もちょうどいい!


「美しく整備された庭園を散歩して,たまに彫刻をみた.」といった気持ちになる.
今まで見た美術館の中でこれだけ「ちょうどいい」のは,ない.

レストランの料理も,なかなか美味しいです.


歩いて10分ほどにあるベルナール・ビュッフェ美術館(菊竹清訓設計)は,それとは対照的に,とても美術館である.

ビュッフェの作品は好きで,家にポスターを飾っている.
構図,フォルム,虚無感がたまらない.サインもいい.